忍者ブログ
選択したカテゴリの記事一覧

[PR]

2024.04.25 - 
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

英語の勉強法その1

2013.10.30 - 勉強
以前、ミクロ経済学、マクロ経済学、計量経済学と経済学におけるコア科目について記事を書かせていただきました。

それに続き、今回から大学院で勉強していく際にコア科目同様重要となる英語についての勉強法を紹介させていただきます。
(それが終わったら数学でも書こうと思います。)


まずは何故大学院での勉強に英語が必須なのか、ということについて説明します。

英語が必要な理由として大きく以下の点が挙げられます。(以下での話は全て経済学研究科に限った話です。)

入学試験に必要

現在はほぼ全ての大学院で入試における英語試験、あるいはTOEFL iBTなどの公的英語試験の受験が必要です。

例えば、某O阪大学ではiBT80点以上で入試の際に英語試験が免除されます(私は余裕ぶっこいていたら締め切りに間に合わず規定の点数を余裕でオーバーしているにも関わらず入試で英語を受ける羽目になりましたがw)。
さらに某T京大学では入試の際の英語問題はなく、提出が義務付けられたiBTの結果が合否材料とされます。
また、海外の大学院を受験する際に日本人はiBT等の提出が必要なのですが、アメリカ、イギリスの難関大学なら最低でもiBT100点以上は持っていないと合格は難しいと言えます。
カナダや他の英語圏なら90点程度あれば国内トップの大学院でも合格ラインに届きます。

このiBTだけでも大変なのですが、海外大学院を目指す場合はGREというテストの受験が義務付けられています(北欧ではGMATが多い)。
このGREはMath(800点満点)、Verbal(800点満点)、Writing(5.0点満点)から構成されるテストで、Mathは780点以上、Verbalは480点程度が難関大学院への指標といえます。
Mathは高校初級数学レベルなので問題はないと思いますが、Verbalはまともに勉強しても出来ません(笑)←もちろん効率的な勉強法はあります!

このように、大学院で勉強したいならば乗り越えなければいけない壁が英語なのです。


テキストを読む際に必要

では、何故入試の際にそんなに英語が必要とされるのか。
その答えは単純明快、海外の場合は言うまでもなく日本においても扱うテキストは英語が主なものとなるためです。
日本語で良質なテキストが少ないということの結果なのですが、これは英語が研究の場における世界共通言語となっていることが大きいのかもしれません。


論文を読む際に必要

②でも述べたように経済学研究の世界における共通言語は英語です。
そうなれば当然、最先端の研究成果の媒体となる論文も英語が主流となる訳です。
大学院の勉強でも論文を読む必要がある講義は多いですし、本数も多く読まなければなりません。
そのため、英語力の中でも読解力が重要となってくるわけです。
実際、某T京大学ではiBTに関して合格基準の点数を設定していませんがリーディングセクションで20点程度(30点)取れていれば他のセクションは低くても足切りされないといわれてきました(あくまでも噂です)。
また、単純な読解力だけではなく、大量の文献を効率よく読み進める必要があるため速読能力も必要です。
この読解力、とくに速読能力というのはiBTでも高得点を狙うための必要条件です。
大学院入学前にしっかりと鍛えておきたいです。


論文を書く際に必要

日本の大学ならば講義レポートは日本語でもOKという場合がほとんどです。
しかし、論理的な説明や数学的な記述は英語で書いた方が遥かに分かりやすいです。
これは日本語の「目的語→動詞」(例:5を~へ代入する)という記述法より「動詞→目的語」(Substitute 5 into ~)という記述法の方が論理的に明解なためです。
いちいち辞書を引かなくても英語の文章が書けるようになれば、日本語よりも早く多くの文章を書けるようになるはずです。


同期と議論する際に必要

日本の多くの大学院にはアジア諸国を中心に多くの留学生が在籍しています。
このことはあまり言い方は良くないですが偏差値の高くない大学院でも同様です。
いまだに多くのアジア諸国においては日本で学位を取る事にステータスがあるという表れです。
そうした留学生とディスカッションをする際には日本語よりも英語の方が遥かに円滑に議論を進められます。
これは海外の大抵の学生が日本語以上の英語スキルを持っているためです。
残念ながら日本人の英語力は多くのアジア諸国と比べても低い水準にあります。
とくにライティングやスピーキングなどのアウトプット能力が弱い日本人は議論の際に置き去りにされてしまうことが良くあると言われています。
これもいずれ社会に出た際に自分の主張をスムーズに伝える訓練だと思い、積極的に参加する姿勢を持ちましょう。
そのためにそれを表現できるだけの英語力が必要となってくるのです。


以上の様に、簡単に挙げるだけでも英語というのが大学院での勉強において必要不可欠な存在だと分かっていただけたかと思います。

今回はひとまず英語を楽しく学ぶ基盤を作ってもらうためにお薦めのWebコンテンツを紹介します。


1.G Style English シチュエーション別英会話

マンツーマンレッスンで有名なGABAマンツーマン英会話が配信しているPodcastです。
無料です。
しかも実用的で教科書では習わないような有益な表現が沢山出てきます。
例えば、「ご自由にどうぞ」とか「勝手にすれば」みたいな表現って、高校とかでは多分"feel free to do"みたいな表現しか習わなかったと思います。
このPodcastではそうした基本的なフレーズも紹介するんですが、より活きた表現をメインに説明してくれます。
上の表現の一例として番組内で紹介された”Be my guest!”なんていう表現は
ドラマや普段の会話なんかでもよく使われている気がします。
番組の流れも最初は字幕なし、次に英語+日本語字幕付きでスキットを紹介してくれるので、英語があまりできない人でも分かる内容になっています。

一回あたり平均15分程度の配信で、少し英会話教室の宣伝が長いのですがそれを飛ばして観れば手軽に観られると思います。
また、講師の先生方による再現映像もなかなかシュールで面白いですよ。
毎週土曜日更新で2013年10月31日現在で全391回もあるので自分が気になった回や気になるシチュエーションだけダウンロードして楽しむのもありかもしれません。
下の動画では電話番号を聞く時に使える英会話表現を紹介しています。





2.Scott Mills Daily

これは日本でいうところのN〇Kにあたるイギリス国営放送BBCラジオで放送されているコメディ番組のトーク部分を編集したPodcastです。
英語の勉強になるかどうかは定かではありませんが、かなり面白いです。
BBCだから真面目だと思ったら、結構きわどいことやっていて(イタ電とか大企業のパロディネタとか)毎回笑わされます。
イギリス英語のカッコよさも堪能できますし、たまーに息抜きに聴くのにはちょうどいいかもしれません。
下の動画はMillsが友人に電話を掛け、会話の脈絡関係なくひたすらCraig Davisの7 Daysの歌詞を気がついてもらえるまで喋り続けるというイタ電シリーズです。




3.聞々ハヤえもん

これはmp3などの音源の周波数を変えたり速度を変えられるフリーソフトです。
最近主流の聞き流すだけでどうちゃらこうちゃらな英語教材では速度変換機能で英語耳を鍛えようとしているようなので、それを自前で再現しようという魂胆です。
真偽の程はともかく、速いスピードの英語リスニングに慣れると普段の会話がゆっくり聞こえると言う効果は確かに実感できます。
これを使ってシャドウイング(リスニング教材に合わせて発音すること)やディクーション(リスニングの書き取り)を行えば効果は上がるのではないでしょうか。


これらに加えて、以前ならここにsmart.fmというサイトを入れていたのですが、2年ぐらい前に全面有料化されてしまったのでパスします。
大学院受験もそれなりにお金かかりますからね。

よく、就活は大学院受験よりお金がかかるという人がいますけど、
交通費だって地方の大学院を受験すれば一気に10kくらいかかりますし、
iBT受験だって1回2万円くらいかかるんですよね。

大学院生ってモラトリアムとか言われたり学歴ロンダリングとかバカにされたりしますけど、
真面目にやってる人はどこの大学出身だろうが甘ったるい考えなんて持っていないので
これから大学院生を目指している方は自信を持って自分の道を歩んでくださいね。

(確かに就活で最終的に一回も祈られなかった時は学歴ロンダと叩かれても仕方ないなとか思いましたが...w)


次回、気が向いたときにリーディングの攻略法について書きたいと思います。

以上。

拍手[0回]

PR
 プロフィール 
HN:
KJ
性別:
非公開
 合法幼女症候群 on タワレコ 
NO 合法幼女症候群 NO LIFE
『合法幼女症候群』エモとモエ(萌え)を融合させた新感覚のRinaとNatsumiによる"モエーショナル アイドル
 TOWER RECORDS