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2024.04.25 - 
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2013年楽曲選 メタル/エクストリーム音楽編

2014.01.12 - 音楽全般
2013年に発売されたアルバム、シングルの中で個人的に気に入ったものを厳選に厳選を重ね書き連ねてみます。

いつも好きな曲がありすぎて収拾がつかなくなるので今回は良く聴くメタル/エクストリーム音楽、J-Rock、アイドルの3カテゴリーに絞り、更にその中から各10枚を選びました。

表記は左がアーティスト名、右がアルバムタイトルでアーティスト名のアルファベット順(次に50音、数字)に並べてあります。

YouTubeのリンクは個人的にお気に入りの一曲を選んで貼ってみました。
動画の判断材料はあくまでも個人的な趣向なので、
もしその一曲が琴線に触れなくてももう2,3曲聴いて真価を確かめる猶予を頂けると幸いです。
と言っても、僕のセンスは割とミーハーだと思うのでキャッチーなものになりやすいと思うのですがw

ではよろしくお願いします。


メタル/エクストリーム音楽楽曲10傑

1. Æther Realm/One Chose by the Gods

Æther Realm/One Chose by the Gods


アメリカのメロディックデス/フォークメタルバンドの1stフルレンス。
何度聴いてもアメリカではなくフィンランドのバンドだと錯覚してしまいそうになるが、
特に北欧系のルーツを持つ人物もいない様子。

ギャングヴォーカル、ハーシュヴォーカルに叙情的なメロディが絡み、
さらに流麗なギターソロが絡む様にアメリカのドライな音楽要素は一点も感じられない。
(あ、アメリカを貶しているわけではないのであしからずw)

さらに一曲一曲のクオリティが高くどこがハイライトでもおかしくない完成度。
特にタイトル曲とOakの出来は白眉。

売れ始めるとすぐにアメリカナイズドされ個性の薄いメタルコア化してしまう本場のフィニッシュバンド達にその爪の垢を煎じて飲ませてやりたい心境になるw
(アメリカを貶しているわけではry)


2. Buckcherry/Confessions

Buckcherry/Gluttony


2000年代のアメリカンロックンロール界を引っ張ってきたバンドによる貫禄に満ちた作品。
聖書の七つの大罪(傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰、強欲、暴食、色欲)を題材にしたコンセプトもさることながら、
贅肉のないシンプルかつソリッドな楽曲も素晴らしい。

ジョシュの声の力、歌詞の力が活かされまくった1枚。
最後にDreamin' Of Youという爽やかなバラードで締める構成も素敵。


3. Bring Me The Horizon/Sempiternal

Bring Me The Horizon/Sleepwalking


イギリスで大人気のデスコアバンドの4thフル。
本作は本国イギリスで初登場3位という快挙を成し遂げている。

元々は若さだけが取り柄のような勢いだけのデスコアバンドという印象だったBMTHだが、
その頃から叙情性への憧れが垣間見られ前作で大幅にKeyやシンセを導入、
今作でギターを失った代わりにKeyを正式加入させその世界観を昇華させたという形である。

3rdでやりたかったことが音で表現できるようになったことに加え、
Vo.オリバーの表現力が格段に進化したことがこのアルバムの充実具合に直結しているといえる。

LostprophetsやはたまたDeftonesの様なエモーショナルの真髄に急速な進歩で近づいている事は驚き。
特にSleepwalkingはビッグアンセムとして大きなフェスで観客を呑み込みそうな一曲である。

かつてのファンや大きな緩急が大好きだった若者には賛否の分かれる内容かもしれないが、
それらを捻じ伏せる威風堂々とした一枚。


4. evil/2nd demo

evil/2nd demo Trailer


ヘドバンVol.2でも特集記事で紹介された日本のブラック/スラッシュメタルバンドのフルレンスデモ。
ジャケットが示す通り、提示される音は徹頭徹尾初期SODOM。
そこに邪悪な日本語歌詞が乗る様はまさに狂気の沙汰。

かといって音楽的に破綻している部分は一切なく、
近年のオールドスクール回帰的な括りの中でも一際異彩と荒削りながら楽曲の魅力を放っている。


5. HACRIDE/Back To Where You've Never Been

HACRIDE/Edification of the Fall


フランス産プログレッシヴメタルバンドによる4thフル。
本作でもToolとMeshuggahのハイブリッドとも言うべき楽曲を収録。

Strapping Young Lad色が強くなり、時折Deftonesの様な世界観も垣間見られる。
とにかく一曲一曲の密度が濃く長尺曲でも単調になる瞬間は一瞬たりともない。

幅広い層に浸透しそうな高い完成度を誇る一枚。
個人的には去年のベストアルバム。


6. Hamferð/Evst

Hamferð/Við teimum kvirru gráu


フェロー諸島のドゥームメタルバンドによる1stフル。

音楽的にはKatatonia、Paradise Lost、My Dying Brideといったメランコリックなドゥームメタルの衣鉢を継ぐものだが
ヴォーカルの激情度合いが凄まじい。

フェロー諸島と言えばTyrで2013年はそのTyrも新譜を出していたが、
このHamferðの登場で一気に霞んでしまった。

グロウルと朗唱のコントラストはただただ凄まじい。
若干、CrowbarやZoroasterのようなアメリカのスラッジ系の雰囲気も感じられるバッキングも素晴らしい。


7. In Vain/Ænigma



ノルウェーのプログレシッブデスメタルバンドによる3rdフル。

これまでも難解ながらも疾走感と重厚感を融合させたキャッチーが魅力だったIn Vainの楽曲だが、
本作ではリフ、メロディ、構成においてさらに一段階キャッチーさのギアが上がった印象。

かといって敷居を下げたわけではなく、
その世界観から漂う崇高さは相変わらず。

前作よりも音圧は下がってもう少しゴシックメタル寄りになった印象だが、
それによってヴォーカルレンジの豊さがより活きるようになった。
Sindre(Key)のクリーン・朗唱、
Kristian(Bass)のとち狂ったようなハーシュヴォイス、
その二人を抑えつける程の鬼気迫る絶叫を響かせるAndreasの咆哮。
この三位一体のヴォーカルの高品質な混合だけでも聴く価値あり。


8. Manierisme/フローリア

Manierisme/私のフローリア


Jekyll氏による単独ブラックメタルプロジェクトのデモ。

それまでのオールドスクールなブラックメタルスタイルは
音質の劣悪さに感じられる程度に留まり、
大幅にクリーンヴォーカルを導入した事によりシューゲイザー的な雰囲気が強くなった。

クリーンヴォーカルといっても肯定的な意味でかなり不安定なものなので、
以前と同様廃墟で一晩過ごすような恐怖心は衰えていない。

少しお洒落な雰囲気を感じられ、
夢野久作から江戸川乱歩に作風をチェンジしたという趣であろうか。

今後もこの路線を推し進めていくのか興味深いところである。


9. Violator/Scenarios of Brutality

Violator/Endless Tyrannies


ブラジル産新世代スラッシャーの3rd。

衝撃のデビューを果たした1stの頃のリバイバル型スラッシュの形はそのままに
アンディ・クラッセンのプロデュースによりタイトになった楽曲、演奏がこのバンドの格を上げてくれた印象。

二年前にPyoveliが歴史的名作を出してから自分の中でのスラッシュメタル史が進んでいかないんだけど、
Lost Society、Farscape、Gama Bomb等々、相変わらず名盤は続々と産まれている。
今年は再びスラッシュ熱を高めてくれるようなバンドの登場に期待。


10. 兀突骨/影ノ伝説

兀突骨/復習ノ祝詞



日本の三人組サムライメタルバンドによる2ndフルアルバム。

今作は武田信玄の影武者を題材にしたコンセプト作。
全体的に長尺曲が多いが、
相変わらずの高畑氏のベースプレイの鮮やかさと
新加入のギター高橋氏の流麗なギタープレイもあって
終始緊張感を保った時間が流れる。

高畑氏のグロウルは世界でも屈指の美声で
スラッシュメタルを基調とした楽曲が声が入るだけでブルータルデスメタル然とする存在感は見事。

ラストにPINK FLOYDのOne of These Daysのカバーが収録されているが、
耳にまとわりつくベース音が心地よい。




他にもGama Bomb、Carcass、Lost Society、Farscapeなんか好きでしたが、
2013年は近年まれにみるメタル/ラウド系接触機会の少なさでした。

あとは、2012年に比べてアヴァンギャルド系を聴く機会が少なかった気がします。
たぶん、沢山新譜出ていたんでしょうけど、
情報を求めなさ過ぎてだいぶ受動的になっていました。

ライブもノイズ系中心で純然たるメタルライブはラウドパークぐらいでそこも目当てはBABYMETALだったわけで
自分も変わったのかなーなんて思ってます(←前からかwww)

今年はどんな激しい音楽に出会えるのか楽しみです。

長くなるのでJ-Rock編は次の記事で

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